特色
- 積極的な国際交流で世界に通用する人材を育成
- 医学部・歯学部の連携による専門性の高い教育を実施
- 「4大学連合」により、他大学との交流も盛ん
2008年度募集要項
| 前期 | 65名 |
|---|---|
| 後期 | 10名 |
出題の傾向と対策
数学
| 年度 | 番号 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 2008 | 1 | 空間図形・微分法 | 四角錐の表面積と体積、関数の最大値 |
| 2 | 数列・極限 | 三角関数の2倍角の公式、漸化式、数列の一般項、数列の極限→証明 | |
| 3 | 微分法・積分法 | 関数方程式、関数の極限、導関数の定義、面積 | |
| 2007 | 1 | 図形と式・微分法 | 円錐の側面席の公式、円錐台の表面積、円錐台の表面積の最大値 |
| 2 | 確率・数列 | 動点がある地点に達する確率、漸化式利用の確率計算 | |
| 3 | 行列・整数 | 行列・逆行列の演算、不定方程式の整数解 | |
| 2006 | 1 | 場合の数 | 重複組み合わせ、整数の組の個数 |
| 2 | ベクトル | 内積、1次独立性、四面体の体積 | |
| 3 | 微分法・積分法 | 導関数、逆関数の決定 |
■数学の傾向
よく練られた良問が全範囲から出題される。総合力・応用力が問われる。
よく練られた良問が全範囲から出題される。総合力・応用力が問われる。
-
出題形式
例年、記述式3題の出題で、試験時間は90分。
問題用紙と解答用紙は別になっており、1題につきB4判大の解答用紙1枚とういう十分なスペースがある。
各問題は正面にわかれていることが多く、それに従って自然に誘導されていることが多いので、うまく誘導に乗って回答できるかが1つのポイント。 -
出題内容
内容は、特別な知識や発想を必要とするものはなく、高校生の学習内容に合わせてよく工夫されている。
微・積分法からの出題が多いのが特徴で3題のうち1題はこの分野から出題されている。 -
難易度
標準~標準以上の内容。よく練られて良問が多い。普通の入試問題よりもさらにもう一歩踏み込んだところを問う内容になっている。数学の本質的な理解が要求されるよく工夫された問題といえる。
各問に誘導が付いているとは言え、90分で完答するのは難しいだろう。問題の趣旨をよく理解して、誘導に従った柔軟な思考ができるようになっておく必要がある。
■数学の攻略法
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典型問題の整理
標準程度の問題集で、各項目の頻出パターン問題を整理するとよい。
その際、公式や定理、解法の手順などをしっかりと意識して学習することが重要である。特に、頻出の微・積分法においては、定石的な解法のほかに発展的な事柄も整理しておくとよいだろう。さらに、標準以上の問題集で応用力を養っておくことも重要である。 -
計算力の養成
数値計算はもちろんのこと、三角・対数関数を含む計算、等差・等比数列の和の計算、微・積分法の計算など、高校数学におけるすべての計算を速く正確にできるようにしておくことが大事。特に複雑な計算においては、先の見通しを立てながら要領よく処理できることが必要である。日常の学習の中で、丁寧に計算していくことを心がけると共に、代表的な式変形や計算の省力化法は、きちんと整理しておくとよい。計算力は地道な努力の積み重ねが命である。日々の努力を怠らないようにしたい。 -
記述式答案の作成練習
すべてが記述式の問題であることと、問われている内容・レベルを考えると、当然、解答はかなりの分量になる。90分という試験時間を考えると、簡潔で要領を得た回答をすばやくまとめることが不可欠である。日頃からそのことを意識しながら、問題演習に取り組んでほしい。 - 平面・空間図形や微・積分法の問題においては、図やグラフを利用することは極めて重要である。問題となっている対象を視覚的にとらえられるようにすることで、問題が考え易くなり、幾何学的解法が計算の省力化につながることも多い。日頃から積極的に図やグラフを用いるように心がけること。
物理
| 年度 | 番号 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 2008 | 1 | 力学 | 剛体での力のつりあい、モーメント、静止摩擦力→描図 |
| 2 | 電磁気 | 交流回路、コンデンサー、コイル、リアクタンス、RLC並列回路、変圧器→論述・描図 | |
| 2007 | 1 | 力学、電磁気 | コの字型コイル上での金属棒の運動、仕事エネルギーの関係、摩擦力のした仕事、誘導起電力、キルヒホッフの第二法則、フレミングの左手の法則、終端速度 |
| 2 | 波動 | 音源および観測者が単振動する場合のドップラー効果、単振動、反射のある場合のドップラー効果 | |
| 2006 | 1 | 運動 | 動く台上での物体の運動、力のつり合い、力学的エネルギー保存則、仕事、運動方程式、相対加速度、等加速度運動、運動量保存則、運動エネルギーの変化量、系全体の重心 |
| 2 | 電気と磁気 | 電気回路、キルホッフの法則、回路の対称性→論述 |
■物理の傾向
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出題形式
試験時間は2科目で120分。例年、大問2題でそれぞれの小問に分かれている。解答形式は導出の過程を含む記述式である。また、グラフの作成や描図、論述を求められることもある。文字式による計算がほとんどであるが、数値計算を求められることもある。 -
出題内容
力学を中心とした大問1題と、電磁気・波動・熱力学のいずれかの分野から1題の出題となっている。これまでのところ原子分野からの出題はみられない。取り上げられている題材は目新しいものではないが、設定の条件により断片的な知識ではとらえることが難しい内容の問題になっている。状況の的確な把握力と論理的分析力が求められる。計算過程が複雑になる場合が多く、加えて状況による場合分けや近似式計算が必要など数学的処理能力が問われる問題が多い。また、微・積分法を用いた物理の理解は必須である。 -
難易度
決して難しくはないが、論理的に分析しながら、粘り強く計算を進める力が要求されている。設問がよく練られているので、問題文を丁寧に読む習慣をつけることが大事。
■物理の攻略法
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丁寧な問題演習
ただ公式を覚えたりするだけでは、とても本学の問題をクリアーすることはできない。公式の誘導過程や考え方・意味などを整理しながら理解し、物理的なイメージをつけておくこと。その上で、標準的なレベルの問題集を用い、繰り返し丁寧な演習を行うこと。さらに、少し設定を変化させてみた場合を考えてみると、隠れていた物理量を考慮する必要が生じるなどし、状況の把握力・分析力が高まり、数学的な処理のためのよいトレーニングになる、また、物理量の間の関係をグラフ化するトレーニングも必要である。 -
過去でのトレーニング
問題集で基礎知識と論理的思考を身につけたら、実際に過去問に取り組むとよい。与えられた設問に答えるだけでなく、問題の状況設定や答えが成り立つ条件なども付加して考えると、さらに思考力が深まる。ともかく本学の問題は、計算力が要求されるやや難度の高い出題になっているので、そのレベルにしっかり慣れておくことが大切である。 -
簡単に過程をまとめる練習
本学は答えだけを書く出題形式ではなく、途中過程の記述も求められている。解答を要領よくまとめる力は一朝一夕に身に付くものではない。問題を解くときは面倒くさがらずに、限られたスペースの中にまとめるよう、普段から練習しておく必要がある。ただ、実際の解答用紙はそれほど広い解答欄が設けられているわけではないので、細かい式の変形をすべて書く必要はない。分量としては過去問の解答量を目安にするとよい。 -
粘り強い計算力
数値計算も含めて、かなり煩雑な計算を要求される問題が目につく。正確な計算力を身につけると共に、最後まで粘り強く計算する練習が必要。
化学
| 年度 | 番号 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 2008 | 1 | 無機・理論 | 黄銅の組織分析、銅と亜鉛の反応、I2を用いた酸化還元定→論述・計算 |
| 2 | 有機・理論 | デンプンの構造、環状オリゴ糖の構造と性質→計算 | |
| 3 | 理論 | ミスとエタノールの混合溶液の体積変化、水素結合、モル分率と部分モル体積→描図・論述・計算 | |
| 2007 | 1 | 有機・無機 | 尿素の合成実験と反応、無機化合物の性質→論述 |
| 2 | 理論 | AgClとPbcl2の溶解度積を用いた沈殿生成の計算→計算・論述 | |
| 3 | 理論 | メタノール、エタノール、グルコースを用いた燃料→計算 | |
| 2006 | 1 | 有機・理論 | 弱酸の遊離反応、クエン酸を用いた過マンガン酸 |
| 2 | 無機・理論 | カリウム滴定→計算・論述 | |
| 3 | 有機 | 14Cの崩壊の反応速度と半減期→計算 アミノ酸の性質と電気遊動、等電点 |
■化学の傾向
計算問題は計算過程も必要。見慣れない題材を使った出題が多い。
計算問題は計算過程も必要。見慣れない題材を使った出題が多い。
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出題形式
大問数は3題になっているが、設問総数は15~20問程度で一定している。計算・論述が中心である。計算問題では、結果のみでなく、その答えを導く過程が要求される。論述には字数の指定はない。試験時間は2科目で120分である。 -
出題内容
例年、単なる知識を問う問題よりも、思考力や化学的洞察力を試す問題が多い。扱う題材に変化はあるが、酸化還元をテーマにした問題が2005年から4年連続で出題された。2008年までみると、[2]のシクロデキヌトリンという環状オリゴ糖の性質や、[3]の部分モル体積を扱う問題などは、教科書では見慣れない題材である。しかし、文章をきちんと読んでいなければそれほどの難問ではないので、落ち着いて対処したい。 また、環境に関する問題や実験に関する問題にも注意が必要である。 -
難易度
2007年度は、それ以前と比べるとやや易化してきたが、2008年度はやや難化したとおもわれる。ただし、受検生のレベルから考えるとやはり高得点を要求されるであろう。以前と比べると論述問題も減少し、内容も一般的ではあるが、取り上げている題材は、高校化学の教科書では見積もれないものが多い。今後も難度の高い問題の演習もしておくべきである。
■化学の攻略法
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理論
論述問題、計算問題中心である。特に、計算問題はその過程も要求されるので、問題集を解くときは、答えだけを求めるのではなく、途中式をきちんと練習や、その式をつなぐ文章もしっかりかけるよう練習しておくこと。特に、酸化還元をいろいろな題材を使って出題する傾向が続いているので注意したい。他には、中和反応と電離平衡、気体の状態方程式やヘンリーの方程式などの出題が多い。 -
無機・実験
理論化学に絡めての出題がほとんどである。2008年度は、黄銅の定量分析において銅や亜鉛の性質を問う出題であった。例年、酸化還元反応、電気化学や電気平衡を中心に、無機化合物の性質や化学反応式を求められることが多い。教科書によく出てくる化学式は書けるようにしておくこと。さらに、沈澱形成反応とその色の変化、錯イオンの色なども頻出しているので、整理して覚えておくこと。また、具体的な実験過程を扱った問題がよくみられるので、暗記だけに頼らず、日頃から学校での実験に積極的に参加し、観察力や考察力を養うことが大切である。 -
有機
主な有機化合物の構造・性質・反応・異体性などに関する基本事項は、しっかりと身につけておくこと。2008年は「化学Ⅰ」分野の出題はなかった。2006年度までも「化学Ⅱ」の割合が非常に高く、生活と物質か、生命と物質の2つの分野を中心に出題されるので、天然有機化合物と合成高分子化合は重要である。単糖類や二糖類、アミノ酸の構造式は特に大切なので、必ず書けるようにしておくこと。化学的洞察力を問う問題が多いが、問題文をよく読めば答えることができるので、落ち着いて問題を解くこと。なお、構造決定の問題や異体性の問題も練習を積む必要がある。
生物
| 年度 | 番号 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 2008 | 1 | 総合 | 五界説、ホルモンの働きと分類、嫌気呼吸の経路、免疫、細胞質遺伝→論述・計算 |
| 2 | タンパク質と生物体、遺伝情報とその発現 | 酵素反応、タンパク質の性質と濃度の測定、遺伝子突然変異→描図・論述 | |
| 3 | タンパク質と生物体 | 最近の鞭毛モーター、化学浸透説 | |
| 4 | 遺伝情報とその発現 | 酵母菌の接合、調整遺伝子による遺伝情報の発現→描図 | |
| 2007 | 1 | 総合 | 細胞分裂、刺激の受容と応答、ホルモンの働き、動物の学習に関する実験、遺伝情報の発言→描図・論述 |
| 2 | 遺伝情報とその発現 | 花の形成に関する遺伝子の働き、ABCモデル、ホメオティック遺伝子→論述 | |
| 3 | 動物の反応 | 刺激の受容と応答、味覚と順応→描図・論述 | |
| 4 | 動物の反応 | 視覚・味覚・臭覚に関する刺激の受容と伝達の比較 | |
| 2006 | 1 | 総合 | 神経の興奮、血糖値の調節、呼吸、DNAの形質発現、消化酵素、神経系と内分泌系→描図・論述 |
| 2 | 動物の反応 | ホルモンによる摂食行動の調節→描図 | |
| 3 | 生物の集団 | ゾウリムシの個体群の成長・走地性→論述 | |
| 4 | 発生、遺伝情報とその発現 | 拡散性物質による誘導現象→論述 |
■生物の傾向
生物学的教養・論述力・考察力・描図力が要求される。
生物学的教養・論述力・考察力・描図力が要求される。
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出題形式
例年1つのテーマをもった長文が与えられ、それに関連した幅広い出題が行われている。大問数は5~7題の出題が続いていたが、2006年度からは4題に減少した。しかし、枝問を含めた総小問数は増加し、全体的な分量は以前と変わりない。問題1は小問集合が続いているが、さまざまな分野の設問で構成されており、記述・論述・描図など、解答の形式も多様である。問題2以下では、本格的な論述問題、描図問題が出題される。ただ、論述問題は字数指定ではなく、解答用紙の枠内での解答になっている。また、各設問数は与えられた長文に沿ったものが多く、内容をしっかり理解できれば、それをヒントにして解答を作成できる設問もある。そのため、設問に直結する部分を長文の中から素早く見極める能力が求められる。 -
出題内容
例年幅広い分野から、総合的な形で出題されている。最近では、発生、動物の反応、遺伝情報とその発現からの出題が目立っていたが、2008年度は、久々にタンパク質と生物体(代謝)からの出題であった。また、「生物Ⅱ」の選択分野である進化・分類から出題もみられた。このように、長文で扱われるテーマは、年度ごとにいろいろな分野に移っており、出題頻度の高い分野を特定することは困難である。また、長文や設問に書かれている内容は、教科書の範囲を超えたものが多く、そこから科学的な教養・考察力を問う傾向が強い。
たとえば、ある仮設を示し、その仮説が正しいかどうかを調べるためにそのような実験を組み立てればよいか、という問題は、ほぼ毎年出題されている。 -
難易度
知識問題は標準レベルであるが、例年長文を十分に読解したうえでの論述や描図が求められており、実験や表などからの考察、実験計画、計算問題なども出題されるので、かなり難しいといえる。また、2科目120分という試験時間もかなり厳しく、手際よくまとめていかないと、時間不足で解答できない問題も出てくるであろう。
■生物の攻略法
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幅広く確実な理解
標準的な知識を幅広くきちんと学習しておく必要がある。その際、図やグラフと関連づけて現象を理解することが不可欠である。図説資料や図の豊富な参考書で確認しながら学習するとよい。またキーワードについて50~100字でまとめる練習を行ってほしい。
『生物用語集』(駿台文庫)や論述問題を中心に扱った問題集などで練習を積んでおくのがよいだろう。 -
読解力を身につける
本学の出題は、長い問題文をまず読破・理解することが、解答の前提になっている。問題文中には設問に直結しない部分も多く、設問に直結する部分を見極める能力が求められる。まず問題文を素早く読んで全体を大まかに理解し、設問ごとに対応する部分を精読して解答するという方法がよい。なお、読解力は、単に問題集で演習するだけで十分に身につくものではないので、読書の習慣をつけることがたいせつである。常に新聞に目を通し、医学・生物関連の記事や環境問題に関するものは、できるだけ読むように心がけたい。
特に〈岩波ジュニア新書〉や講談社の〈ブルーバックス〉の生物・医学系の書物は、読解力を養成することのみならず、実験の組み立て方や考察力を身につけるには非常に有効といえる。 -
論述力の向上
簡潔で的確な論述を、しかも短時間で行う能力が要求されている。過去問や模擬試験などで論述問題をできるだけ多く解くこと。その際には、常に本番のつもりで、制限時間を厳守し、誤字・脱字にも注意して、丁寧な答案作りを心がけること。先生に添削してもらったり、模範解答を参考に自己の答案を添削し、後日に時間をおいて再度解答して比較するようにしてほしい。再度解答する時間のない場合は、添削だけでも実力向上につながるはずである。
小論文ではないが、論述の仕方に自信のない受験生は、『小論文に強くなる』(岩波ジュニア新書)を一読することをすすめる。 -
描図の練習
グラフや図の問題が例年出題されているので、描図の練習も忘れてはならない。教科書をまとめる際に、代表的な図やグラフは自分なりに理解して写し整理しておくとよい。グラフについては、縦軸・横軸の意味や単位について十分留意し理解する必要がある。 -
実験・考察問題対策
実験に関連したり、実験を計画する問題や、表やデータ等の解析・考察の必要な問題が出題されているので、実験の基本操作やその意味、器具の名称などを整理してまとめておくとよい。データなどについては、その結果を暗記するのではなく、自ら仮説を立て、考察・検証する習慣を身 につけること。
前述した岩波ジュニア新書や講談社ブルーバックスは考察力向上に非常に有効であるが、常に実験を行っている人の視点に立ち、問題意識をもって読むことをすすめる。
英語
| 年度 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|
| 2008 | 読解 | (1)同意語句 (2)英問英答[指示内容] (3)内容真偽 (4)英問英答[内容説明] (5)部分和訳 (6)内容説明[300字] |
| 2007 | 読解 | (1)同意語句 (2)英問英答[指示内容] (3)内容真偽 (4)英問英答[内容説明] (5)部分和訳 (6)内容説明[300字] |
| 2006 | 読解 | (1)同意語句 (2)英問英答[指示内容] (3)内容真偽 (4)英問英答[内容説明] (5)部分和訳 (6)内容説明[400字] |
| 年度 | 主題 |
|---|---|
| 2008 | ヒトの脳の大きさと調理の関係 |
| 2007 | イッカククジラの牙の役割 |
| 2006 | 人間とアルコールの進化論的関係 |
■英語の傾向
速読速解の英語力と要点把握+表現力がポイント
速読速解の英語力と要点把握+表現力がポイント
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出題形式
例年、大問は長文読解1題。設問の種類は2007年度と変化はなく、同意語句、指示内容(英問英答)、内容真偽、内容説明、(英問英答)、部分和訳、内容説明(日本語:300字)の6種類。同意語句と内容真偽が選択式、その他は記述式である。試験時間90分も変化はない。 -
出題内容
文章の出典は例年冒頭に示されており、比較的最近(ほぼ1年以内)、雑誌や学会誌に発表されたものが多い。
2008年度は、2007年度と同じく、論文そのものではなく、それを一般向けに解説した記事であった。内容は医学関係が中心だが、その他の分野でも医学を目指す受験生には興味をかきたてられるものが選ばれている。長さは1500語前後でかなり長いが、これだけの長さがあるのは、抽象的な議論ではなく、具体的な事例やデータが含まれているためである。専門的な語や表現には語注もあるので、受験生にとって無理のないレベルであり、どんどん読み進められる英語、内容であるといえる。
同意語句、指示内容、内容真偽は、英語の読解力そのものが試される。基本的な語い力があれば、同意語句は比較的楽に解答できる。少々見慣れないものであっても文脈で無理なく判断できるという意味では、文意把握力も試されており、これは指示内容の解答力にもつながる。内容真偽問題では、さらに大きな文脈をつかめているかどうかが見られる。それ以外の3題、つまり英語での内容説明、部分和訳、日本語での内容説明は、理解した内容を表現できるかどうかが試されている。このように、単語という最小の単位から、流れ・要点という文章全体のレベルに至るまで、トータルな理解を求められる設問になっている。 -
難易度
文章中に使われている語い・表現に難解なものはないと言ってよい。文章そのものも興味を引かれる面白いものである。一番のポイントは、英語・日本語での内容説明でどれだけ的確な解答ができるかということである。内容を理解することと、それをわかりやすく簡潔にまとめて表現できることとは別であり、日本語・英語両方でそれがうまくできるようになるには、練習の積み重ねが必要である。試験時間も記述量の多さを考えると決して余裕がある長さではない。その点でやや難ではあるが、非常によく考えられた、取り組みがいのある良問である。
■英語の攻略法
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精読で「基礎体力」をつける読解問題やリーディングの予習では、使われている単語の意味や語法、文法事項の確認をしっかり行い、知識の充実を図ろう。その上で、前から順に読んで正しく意味が把握できる読み方をしていきたい。たとえば、同じ語でも、不定詞になっている場合と現在分詞になっている場合の訳の違いが、そこに来た時点で即、明快につかみとれるようになること。また、同じ不定詞でもさまざまな用法がある。それらの違いも、瞬時に判断できるようになっておきたい。
本学の文章の長さからすると、最終的には速読力がものを言うことになる。
しかし、内容真偽の解答個数の多さ、記述による内容説明のウエートを考えると、「正確な」速読でなければ意味がない。一読で正しく理解できるには、英文の構造に精通し、骨組みとなる文型、それに付加される修飾語句・節の意味や役割を即座に見て取れることが必要である。初めからスピードだけを追求するより、まず英文の分析を正確にすることを目指すべきだろう。 -
文章の流れを意識した読みをする
本学のような長文で設問にも内容説明や要約があるということになると、1文1文が正確に読めるだけでなく、それらがどう展開し、各段落が文章全体のなかでどのような役割なのかをつかめることが欠かせない。英語の文章はたとえ短いものでも、論説である限り述べ方は共通している。
つまり、「まず、要点、次に詳細」である。2008年度の文章も、一見話があちらこちらに飛んでいるように思えるが、このパターンを押さえている(これはひとつの段落の中でも同じ)。
したがって、はじめは1段落ごとに整理することから始めるとよい。要点の整理は、できるだけ箇条書きのような「メモ」に収めることがポイント。具体的な例やデータは何を理解させるための道具なのかに注意したい。そのようにして段落ごとの要点がまとめられたら、全体を見渡して、どのように展開しているのかを考えてみよう。ただ読むだけよりも、ずっとよく全体が把握出来るはずである。最終的には、いちいちメモを書かなくても頭の中にメモができていくようになる。最初は手間がかかるだろうが、その手間をかけることが結局は早道なので、頑張ってほしい。
長さという点では、1000語を超える文章ばかりを集めた問題集は見受けられない。準備期には500語程度のものを多く読むことで補おう。仕上げに期には、実戦に備えて同程度の長さのものを読む必要があるので、本学の過去問以外に、他大学の過去問も活用してみるとよい。
たとえば、早稲田大学の法学部・国際教養学部の論説は1000~1500語もある。内容は必ずしも医学関係ではないが、長さという点では利用できる(小説も出題されているが、論説の方だけでよいだろう)。
また、インターネットも大いに活用したい。本学は出典が示されており同じ雑誌や学会誌の他の記事を検索できる。また、筆者や文章中に取り上げられている他の学者たちの名前で検索すれば、関連する記事などを読むこともできる。使われている文章自体がこれらの「生の」論文や記事なのだから、それらを読むことは役に立つはずである。広い知見を得て実力を蓄えることも大事。 -
的確な表現力を養う
本学の問題で解答に最も時間がかかるのは日本語での内容説明である。②で述べたよう「段落メモ」を作る手段で内容を理解したら、必ず、要約を書いてみること。
決められた時数内でうまくまとまるかを実際に書いて練習しておきたい。また、理解は要約文を書きながら進むものである。手間はかかるが、条件に合わせた解答を粘り強く仕上げること。ともかく、書きなれることが第一である。作成したら解答例と照らし合わせて、自分に足りなかった部分や分かっていたけれども言い表せなかった部分をしっかり研究したい。大切なのは、自分の解答を添削できる力である。自分の解答を客観的に批評できることが、よりよい解答作りにつながる。



