家庭教師を始める前の状況

５年生からだんだん内容が難しくなった。
自分たちだけじゃ厳しいと思い、家庭教師に。

お父様 3年生から塾に通い出しました。4年生では、週に1回ぐらいで、成績も良くて心配なかったんですけど、5年生になってくるとなかなか追いついていけない状況になってきました。

夏央さん 4年の最後の成績はすごい下がっちゃいました。

お父様 計算ミスがなかなか直らないのと、自分では出来ているつもりだけど点数は取 れていないという状況がありました。問題を見てもなかなか自分たちでは分か らないですよね。そこで、本人が「やる」「頑張りたい」とのことだったので、 良い機会かなと思って家庭教師をお願いしました。

実際に来た家庭教師について

算数の大澤先生。
計算ミスを改善してくれました。

夏央さん 大澤先生には、計算ミスの対処法を教えてもらって、算数の解法も沢山習いました。

大澤講師 夏央さんをみて、まず一番に思ったのが、気持ちが先走って先の難しい問題に意識がいってしまっていることです。前半は易しいからできるはずだと思ってるんだよね。だから、前半に計算ミスが出てしまっていたんです。

丁寧に読んで、まず取れるところをきっちり取っていく。あとは「ミスしたらいけない」って意識をしすぎると逆にミスをしやすいので、自信を持つこと。「自信を持たないといけない」とずっと言っていましたね。

興味をなるべく引っ張る授業。
たくさん工夫してくれたので、楽しく勉強できました。

大澤講師 授業では、本人の「これどうやって解くんだろう？」とか、そういう興味をなるべく引っ張ってあげるのを意識しました。「どうしたらこうなるんだろう？」というのをすごく考えてくれる子だったので、考えていく力をつけさせてあげたいなと。

夏央さん 楽しく勉強できました。勉強自体も楽しかったけど、色々話してくれることも面白くて良かったです。折り紙の問題なんかは、本当に折り紙を持ってきて、切って作ってました。

お父様 私も、特に算数は心配だったので「どうしたら良いですか」とか、あとは具体的に志望校を決める時のアドバイスも頂きました。なかなか忙しい中でやったので、お互いそんなに時間を取れなかったけど、非常に心強かったですね。

国語と社会の平林先生
暗記が得意じゃない私と、一緒に語呂合わせを考えてくれました。

夏央さん 社会は、暗記があまり得意じゃなくて、良い覚え方みたいなのを沢山聞けました。語呂合わせを一緒に考えたり、先生が持ってきてくれた要点ノートに全部書き込んで覚えました。

国語は、根本的な読解の考え方を平林先生がプリントにして持ってきてくれました。それは受験までずっととっておいて、「あれ？」と思った時に見て、すごく役に立ちました。

お父様 大澤先生、平林先生も非常に熱心にやっていただいているし、子供との相性が良かったと思います。楽しそうに指導していただいたので、そこは本当に嬉しかったですね。

家庭教師をつけた後の状況

塾で分からなくても、家で解決できる。
先生がいることで、すごく安心しました。

お父様 やっぱり分からないことを積み残ししないで、ちゃんとやりくりしてから次に行けるのはすごく大きいと思いますね。そうじゃないと、分からないままでどんどん先に行っちゃうから。夏央にとってもすごく良かったと思います。塾で分からないことがあっても家で解決できる、自分で分からないところを聞けるっていう安心感があったと思いますね。

途中式からしっかり書くことで、
冷静に問題を解く力がつきました。

夏央さん 最初は、途中式をしっかり書いていませんでした。「この式はもういいや」と適当に抜かしてたんです。でも、「途中式を書いたら点数がもらえるかもしれない」と教わって、全部書くようにしました。

大澤講師途中式が一番重要な学校なので、そこがちゃんと書けるようになったのが一番素晴らしいところかな。解答用紙の作り方も上手くなりました。夏央さんは、色んな物を冷静に判断できるようになりましたね。問題を解くときもここから手を出そうなどの判断力がすごくついてきました。あと、やはり国語の先生のおかげで読解力が素晴らしくあるので、算数の複雑な速さの問題とかすごく得意になったよね。

悔しさ、向上心が身についた。
中学受験を通して、自立できたと思います。

お父様自立したと思います。それまでは親がやってきたところが、自分で家庭教師もやりたいと言って。塾のクラスを落ちても悔しがらなかったのに、すごく悔しがるようになっていきました。周りに負けるのが嫌だっていうのが少しずつ出てきましたね。「上に行くんだ」っていう意識を持てたことは、良い傾向かなと思っています。そういう意識とか意志をしっかり持てるところが、一番変わったなぁと思いますね。

合格がわかったときの気持ち

本当に安心しました。
この経験を、中学で活かしていきたい。

夏央さん全然自信がなかったから、安心しました。もうやりたくないと思うときもあったし、沢山つらい時もあったけど、それも受かった時の一瞬で全部良かったって思えたので、合格はすごい嬉しいです。

今までは色々勉強面でつらいこともあって、中学に入ったら勉強でも勉強以外で も色々うまくいかないこともあると思うんです。でも、1回経験したっていうの もあるし、そういったときの粘り強さがちょっとは身についたんじゃないかなっ て思います。

受験勉強は終わったけど、中学に行っても、部活とかそういう面でも粘り強く頑張っていきたいです。嬉しいっていうのが一番ですけど。

これから受験をされるご家庭にアドバイス

夏央さん合格した先輩に激励に来て手紙をもらった時に、「受かった自分を想像して」っていうのが書いてあったので、ちょっとダメかなって思った時は受かった自分を想像するようにしていました。そうすれば、また頑張ろうっていう風に思えた時もあるので、前向きにいることが一番大事だと思います。

お父様 親としては見守るしかないところはあるので、自分の子供を信じることが大切だと思います。家庭教師の先生をお願いしているわけですので、勉強はお任せして。うまくいかないこともあると思います。成績とかで、家族の中でも一喜一憂したり、怒りたいこともいっぱいありました。でも、温かく落ち着いて見守っていけるような環境をつくるのが一番だと思いますので、ぐっとこらえて、温かく見守っていくっていうのが一番重要かなと思いますね。難しいことなのかなとも思いますけど。