四谷大塚『予習シリーズ　計算』の特徴

『予習シリーズ　計算』は、従来の『計算と一行問題集』が改編されたものです。内容としては従来のものと同じく計算問題と一行問題がまとめられたものとなっていて、『予習シリーズ　算数』に準拠しています。4年生・5年生・6年生でそれぞれ上・下の計6冊が出版されています。

算数の重要性

中学受験をするにあたって、算数が足を引っ張ってしまってなかなか成績が伸びないというお子さんはかなりいらっしゃいます。また、算数の配点が他の教科よりも高い学校も多く、他の教科はできても算数ができなくて悔しい結果に終わってしまうこともあります。

算数のテストは、大問1で計算問題、大問2で一行問題が出題されるパターンが多く、これらの基礎的な問題をいかに正確に速く解く事ができるかがとても重要になります。

「算数が苦手」とおっしゃるお子さんの中には、計算問題や一行問題で得点を取りこぼしてしまうケースや、これらの問題に時間がかかりすぎて後半の応用問題に十分に時間を割くことができなかったといったケースが目立ちます。

「算数の得点が安定しない」というお子さんも、これらの問題の出来が影響していることがよくあります。

『予習シリーズ　計算』を効果的に使うために

『予習シリーズ　計算』は、学年によっても異なりますが、1回分の対応ページが7～8ページ、各ページに計算問題と一行問題が計7～14問程度という構成になっており、1ページおおよそ10分～12分程度で解けるようになるのが望ましいです。

少々易しく感じる場合も、軽視せずに、毎日1ページずつこなしていくことで確かな計算力とスピードが身につきますので、毎日取り組む習慣をつけましょう。

ただ、小学生のお子さんにとって、少量とはいっても毎日継続して取り組むのはそう簡単ではありません。きちんと学習習慣を管理できる大人の手助けが必要となります。