- 2008.06.01
「第9回多摩地区私立中高合同学校説明会 教育フォーラム21」取材リポート

今回9回目を迎えた「多摩地区私立中高合同学校説明会 教育フォーラム21」が、明星大学にて6月1日(日)に行われました。
当日は、同大学28号館の3階と4階をフルに活用し、全13教室のうち10教室を学校説明会、3教室を個別相談会場、また廊下にはパンフレット置場、各校生徒作品展示コーナーを設け、350組875名の入場者で賑わいました。
学校説明会が行われた10教室は、各教室25分間の9枠で時間割が設定され、各校2~3回の学校説明を行いました。

特に、中学校説明と高校説明はフロアを分けるなど来場者に分かりやすい配慮がなされ、来場者には『移動しやすい』と好評。
また、3教室で行われた個別相談会では、各校の担当者が丁寧に学校説明を行いながら来場者の熱心な質問に答えるなど、校風のアピールにも余念がありませんでした。

実行委員の一人、多摩大学附属聖ヶ丘中学校の吉岡和真氏(同校入試広報部長)に伺ってみると、
「実は、学校説明会は今年から始めたものです」
と切り出し、
「昨年までは個別相談会だけ行っていましたが、今年から説明会も行うようにしたのです。
今の時期では、来場者の多くは『個別相談をしたくても何を聞いたらいいのか分からない方が多い』ことがこれまでの合同相談会で分かりました。
だから今年からは、各学校の説明を聞いてから質問できるように説明会と相談会を同時に行うようにしたのです。今年は、それが功を奏して各教室が盛況だったと実感しています」

そもそもこの合同説明会は、明治大学附属中野八王子中学校教諭の白井利剛氏ら有志を中心に学校間の垣根を超えたネットワークを構築する目的で11校の先生で結成された団体が、情報共有の意味でも合同説明会を行おうと開始したものだそうです。
『参加校をあまり広げ過ぎても・・・』と現在は、多摩地区の大学附属の中高一貫校に限定して21校の集まりとなっています。
「現在では、本来のネットワーク構築も円滑に進んでいます。
説明会で話を聞いた受験生の希望などから"君は○○校の校風が合うのではないかな"と、他の学校のブースでの説明参加も勧めたりします。
ありえないと思うかもしれませんが、生徒のことを考えれば普通のことですよ」
と、目的であったネットワーク構築が円滑に行われていることと、学校主体で行う合同説明会ならではの利点を話してくれました。

最後に吉岡氏から受験を控えたご家族と受験生へメッセージを頂きました。
「受験生には、焦ることなくゆっくりと自分の目で学校を見て決めてほしいです。志望校は、ご両親が決めるのではなく、自分の考えで決めるもの。学校を選んだ理由を聞かれたら、自分の気持ちで伝えられるように、自分で学校を選んでほしいと思います」
10年教育の大学附属中高一貫校、お互いが情報を共有しながら生徒の人間形成に力を注ぐネットワークに力強さ、頼もしさを感じた合同説明会でした。
















