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記述が書けない場合の対策 記述で得点を上げる4つのポイント
中学受験の国語は、メインである重要科目です。
かなりの時間を割いて勉強することになる科目ですが、国語が伸びるか、そうでないかは、「やり方を知っているかどうか」で変わってきます。
保護者の方のなかには「国語はセンスだから・・・」と諦めている方も多いと思います。
国語は決してセンスではありません。
特に、「解答のテクニック」を知っていれば、誰でも国語を伸ばすことができるようになります。
このページでは、苦手にしているお子さんが多い「記述問題」に絞って、得点できるポイントをご紹介したいと思います。
- 何を書けば点数がもらえるか
- 字数制限内に上手くまとめる方法
- 長い文を素早く作る方法
などについて、記述問題で点数をもらえるポイントを4つご紹介します。
記述で得点を上げる4つのポイント
- いきなり長い文章を作ろうとしない
- 「できごと」「理由」を盛り込む
- 盛り込む「キーワードの数」を予想する
- 字数制限に上手く対応する
いきなり長い文章を作ろうとしない
記述問題が苦手なお子さんにはいくつか原因があります。
よくあるのが、いきなり長い文章を作ろうとして苦戦しているケースです。
例えば、50字の記述の解答を作るとします。
このとき、いきなり指定どおりに50字の長い文章を作ろうとすると、上手く書けません。何を書けばいいか分からなくなって混乱したり、文章が支離滅裂になってしまうケースが多いからです。
ポイントとしては、いきなり文章を作るのではなく、まずは、盛り込みたいキーワードを並べて“文章の骨組み”を作っていきましょう。
例えば、
「楽しかったから(=主人公の気持ち)」
「後悔している(=主人公の気持ち)」
など、いくつかのキーワードを組み合わせて、文章らしいものを作っていければOKです。
「できごと」「理由」を盛り込む
次に、ピックアップしたキーワードを補足説明する「できごと」をつけくわえて、文章のかたちを整えていきます。
「物語文・小説」、「説明文・論説」で、それぞれ書き方のパターンがあります。
次のパターンに沿って文のかたちを整えましょう。
- ■物語文・小説 →「できごと」+「登場人物の気持ち」
- ■説明文・論説 →「理由」+「筆者の意見」
自分で文章構成を考えると時間がかかりますが、「マルをもらえる解答のパターン」に沿って文書を作れば、素早く正答に近づけます。
パターンを覚えて、文章を書く練習をしましょう。
盛り込む「キーワードの数」を予想する
それから、制限字数から、答えに盛り込むべきキーワード・要素の数を予想するというテクニックもあります。
例えば、制限字数が60字以内なのに、文章中のキーワードを一つしか使用していない場合は、何か不足していると考えた方がよさそうです。その場合、追加で盛り込むべきキーワードを探します。
制限字数ごとに、盛り込むべきキーワードや文章中の要素の数は、おおよそ次のように決まっています。
制限字数 15字以内 → 文章中の1つの要素(文末のみ、問題文に合わせて変える)
制限字数 30字以内 → 文章中の2つの要素(キーワードをつなげて文を作る)
制限字数 60字以内 → 文章中の3つの要素(キーワードをつなげて文を作る)
このパターンは、絶対ではありませんが、かなり多くの場合に当てはまります。
頭に入れておけば、記述を解くとき、間違いに気付きやすくなります。
字数制限にうまく対応する
ある程度記述力があるお子さんでも、字数制限に上手く対応するのは難しいことです。
指定されたキーワードを盛り込み、さらに「30字以内で」などの字数指定にピタリと合わせて解答を作るのは大変です。字数オーバーになってしまうケースも多いです。
対策としては、制限字数内にうまくまとめる練習をする必要があります。
字数制限内にまとめるには、次のテクニックが有効です。
- ■同じ意味の違う言葉を探す
- ■的確な「言い換え表現」
- ■文末を調整する
このテクニックを使って、要旨を「30字以内」「50字以内」「100字以内」と、字数制限を変えて文章をまとめる練習をしましょう。
- いきなり長い文章を作ろうとしない
- 「できごと」「理由」を盛り込む
- 盛り込む「キーワードの数」を予想する
- 字数制限に上手く対応する
ご紹介したのはほんの一部ですが、以上のような「やり方」を身につければ、誰でも国語の記述で得点できるようになります。
ただ、どれも小学生のお子さん一人で実行するのはなかなか難しいことです。
志望校に合格するためにも、ご家庭でお子さんをしっかりサポートしてあげてください。
今回は、「国語の記述で得点を上げる4つのポイント」についてご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください!