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四谷大塚 『漢字とことば』対策
『漢字とことば』の使い方
『漢字とことば』の特徴
『予習シリーズ 漢字とことば』は、以前四谷大塚から出版されていた『漢字の学習』と『ことばの練習帳』が1つになった教材で、その名のとおり漢字の練習と慣用句などのことばの練習ができるテキストです。4年生・5年生・6年生でそれぞれ上・下の計6冊が出版されています。
『漢字とことば』の特徴として、象形文字や形成文字を使って漢字の成り立ちをわかりやすく表していてお子さんの関心を引きやすいことや、止めやはねで注意すべきポイントがわかりやすく書かれていることなどが挙げられます。
『ことば』の分野では、月の名前といった暦の知識や、手紙文などの知識も学習することができます。こうした基礎知識を増やしていくことで、受験に対応できる国語力を身につけることができます。
国語の重要性
国語は、算数と同様に、入試において他の科目より配点が高く設定されることがよくある科目の1つです。そのため、国語で高得点することができれば合格の可能性が高くなることもあるでしょう。
国語の問題は基本的に読解問題と漢字・語句問題から構成されます。読解問題は問題文や選択肢にあいまいな表現が含まれている場合もあるため、満点を取ることはかなり難しいでしょう。
一方で漢字・語句問題は学習した知識がそのまま点数に直結するため、努力次第では満点を取ることも可能です。特に難関校では1点を争うような状況も考えられますので、漢字・語句問題は確実に得点しておきたい部分です。
『漢字とことば』を効果的に使うために
『予習シリーズ 漢字とことば』は、入試に必要な基礎的な知識を増やし、国語力が向上することが期待できる教材です。そのため、毎日こつこつと継続して学習することが望ましいです。
しかし、「漢字の量が膨大すぎてかえって身に付かない」といった声や「文法や語彙が細かすぎる」といった声を耳にすることもあります。良い教材だけに、非効率的な学習のせいで国語力が身に付かないことは、とてももったいないことです。
どの科目にもあてはまることですが、重要なのは、今のお子さんの学力に合わせて、解く問題や量、他の教材で補填するかを選択することです。
親御さんのフォローは強力ですが限界がありますので、専門的な知識を備えたプロに学習内容を管理してもらうほうが効率的で有効な手段であるといえます。