雙葉中の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

雙葉の算数では、複雑な小数計算や円周率計算を正確にこなす忍耐力が重要です。頻出分野に絞って対策し、「規則性」「周期」「場合の数」などの問題は地道に書き出して解くことがポイントです。多角形やおうぎ形の複合図形に注力し、速さの問題では比を利用する過去問演習が効果的です。問題の難易度を見極め、部分点を取るために途中式や計算過程をしっかり記述する習慣をつけましょう。

雙葉の国語は記述対策が重要です。「自分の意見を述べる」よりも「言い換え」や「要約」「再構成」の問題が多いです。本文のストーリーや心情の変化を理解し、文中の語句を使って論理的に再構成する力が必要です。設問の指示を理解し、問われていることに正しく答えましょう。解答欄が埋まらない場合は、本文の内容を想像で膨らませて記述します。読解力と表現力をバランスよく鍛え、語彙力も高めましょう。

雙葉の理科は知識の詰め込みではなく、理科的思考力が求められます。「なぜそうなるのか」を考え記述する問題が多く、日常生活や環境問題への関心が重要です。計算問題は少ないですが、溶解度や熱計算など差がつきやすい分野に注意しましょう。生命分野は「実験問題」と「読解問題」に分かれ、基礎知識を固めることが大切です。物質分野は「熱」や「燃焼」が中心で、実験操作の理由を説明できるようにします。地学ではグラフの読み取り練習が必要です。

雙葉の社会では「基本問題を落とさないこと」に集中しましょう。地理・歴史・公民、それぞれの分野の基本知識を固めて、過去問で慣れてください。統計資料やデータも頻繁に登場するので、中学入試の社会で取り扱う基本的な統計資料や数値は頭に入れておくとスムーズに問題を解けるでしょう。「数値の丸暗記」をするのではなく、背景や状況と合わせて理解することが必要です。稀に基本知識の域を超える問題も出題されますが、導入文や資料からのヒントで解ける問題が大半です。問題を注意深く読み取り、ヒントを拾って正解できるようにしましょう。