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世田谷学園中の理科対策

世田谷学園中学校
-理科の入試傾向と合格対策-

このページでは、世田谷学園中学校の理科の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば世田谷学園中学校の理科を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

世田谷学園中学校　理科　2023年入試データ
配点	50点
試験時間	30分
大問数	3題
頻出分野	データ・図表の読み取り問題、力学計算・化学計算、力のつりあい（てこ、ばね、滑車など）、天体の動き、生物（動物・植物）のつくり、実験観察問題　など

世田谷学園中学校　理科の入試問題の傾向

各分野から出題

世田谷学園中学の理科は、生命・物質・エネルギー・地球の各分野から、3題出題されています。2021年・2022年は物質・エネルギー・地球の3分野から出題されています。

実験や観察をもとにした問題が多い

世田谷学園中学の理科の特徴としては、ほとんどが実験や観察をもとにした大問で構成されていることです。中には実験結果や観察結果をもとに簡単な理由説明をする記述の問題も見られます。またグラフの完成問題も出題されることがありますので、対策をしておきましょう。

総合問題にも要注意

以前には物質の総合問題、生命の総合問題が出題されたことがありますが、2020年には重さや長さの基準を考える複数分野の総合問題が出題されました。知識や計算、思考力など様々な能力が必要になるため、確実に解答できる問題から取り掛かるのも1つの方法でしょう。

時間配分について

試験時間が30分と短いように思いますが、問題のレベルは基本的なものが多いため解ける問題から素早く解いていきましょう。日ごろから過去問などで演習する際は、30分という時間を意識しておくことが重要です。

生命

生命分野では、だ液のはたらき、ヒトのからだのつくり、顕微鏡の使い方、花と実のつくり、植物の光合成・蒸散、昆虫のからだのつくりなどが出題されます。知識の詰め込みにならず、関連性まで頭に入れておくようにすることが重要です。

物質

力のつり合い（てこ、ばね、滑車、てんびん）、振り子運動、水の性質、物の溶け方などが出題されます。この分野は、知識問題ではなく、実験問題、データの読み取り問題、計算問題として出題されます。

地球

この分野では、天体とその動きが頻繁に取り上げられています。「月の動き（満ち欠け）」「地球の自転と公転」「星座」｢太陽の動き｣などが出題されています。他には、地層や地球上の水の循環なども取り上げられることがあります。

世田谷学園中学校　理科で合格点を取る対策ポイント

こうした入試傾向を踏まえて、世田谷学園中学校の理科で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。

典型問題などは落とせない

世田谷学園の理科では、ひねった問題、重箱の隅をつつくような細かい問題などは出ません。

中学入試ではよく見かける典型題が並んでいます。例を挙げると、「力のつり合い」「中和に関する典型問題」「単位換算の計算問題」など、中学入試問題としては定番といえるものです。そうした問題や正答率の高い基本問題に集中的に取り組み、点数を固められるようにしましょう。

また、語句の記入問題は漢字指定のものが多くなっています。漢字間違いでの失点を避けるためにも、正確に覚えておくようにしましょう。

実験・観察問題の手順や方法は、説明できるレベルに理解を

世田谷学園の理科では、実験・観察の方法や手順、その結果については必ず問われます。

また、実験・観察を絡めた問題は、記述問題として問われることが多くなっています。「どうしてそうなるのか」という理由を書かせる問題も多いので、よく見る表やグラフを含めて整理して、自分で説明できるレベルまで理解しておくことが必要です。

差がつくのは、比例式を使う力学計算・化学計算の問題

世田谷学園の理科で差がつきやすいのは、力学計算・化学計算の問題です。

てこ、ばね、滑車、比重、物質の溶け方など、頻出単元の計算問題は演習を積み重ねておくようにしましょう。算数の力も非常に重要になると言えます。特に、比例式を必要とする計算問題を解けるかどうかで、得点率がかなり変わります。

データの読み取り問題の対策も

また、世田谷学園の理科は、データの読み取る力も必要不可欠です。

先ほど触れた計算問題でも、与えられた表やグラフなどのデータを読み取った上で計算する問題が圧倒的に多くなっています。もっというと、知識がなくてもデータの読み取りさえできれば解ける問題も少なくありません。奇をてらった問題は出ませんが、深い分析力・考察力が求められるのも、世田谷学園の理科の特徴です。