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逗子開成中学校
-社会の入試傾向と合格対策-
このページでは、逗子開成中学校の社会の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば逗子開成中学校の社会を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
逗子開成中学校 社会 2023年入試データ | |
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配点 | 100点 |
試験時間 | 40分 |
大問数 | 3題 |
頻出分野 | 日本の地理、世界の地理、日本の歴史、政治、環境問題、複数分野総合 |
逗子開成中学校 社会の入試問題の傾向
幅広く出題される傾向にある
逗子開成中学の社会は、幅広い分野出題される傾向にあります。地理に関しては地形や気候、農林水産業、交通の様子や貿易の分野からの出題が目立ちます。歴史に関しては、原子から現代まで幅広く取り扱われていますが、近年世界の歴史からの出題はありません。政治の分野も幅広く出題されていますが、日本国憲法・国会・内閣・裁判所、国際関係などの分野は頻出です。
近年では、世間でも関心の高い、情報化社会、介護保険制度などの社会問題を取り上げた大問も出題率が高くなっています。
珍しい出題パターン
大きく分けて2通りの出題パターンがあります。1つは、地理・歴史・政治の3分野が融合した総合問題を1題だけ出題するパターン。もう1つは、地理・歴史・政治 各1題に、時事問題・環境問題・世界地理などから大問1~2題出るパターンで、他の中学でもよく見るオーソドックスな形式です。1つ目のパターンは冒頭にかなり長めの文章(3000~4000字程度)が用意され、その内容に沿って問題が出題される形式です。慣れない受験生も多いかもしれませんが、小問はある程度分野ごとにまとめられているので、解き進めやすい構成になっています。
表やグラフの読み取り問題がキーポイント
豊富に出題される表やグラフ、地図の読み取り問題も定番です。読解力に加えて、年表、統計データなどを読み取る能力も必要になります。逗子開成中学社会の特徴である記述問題に対しても、資料を使って解答させるといった形式が多いです。
時間配分について
試験時間40分に対して解答箇所も多く、適語記入など書かせる問題もあるため、時間的な余裕はあまりありません。また、30字程度の記述問題もあります。資料を使って説明させる問題もあるため、リード文の読み取りに手間取ってしまうと、解答時間が減少し切迫してしまします。素早く文章を読み解き、問題に取り掛かりましょう。
逗子開成中学校 社会で合格点を取る対策ポイント
出題スタイルへの対応力をつけよう
逗子開成の社会の対策は、何よりも3分野総合問題1題という独特の出題形式に対応できることが重要です。ふだん学校や塾のテストや模試などではなかなか出会うことのないスタイルのため、過去問での対策が必要でしょう。解答時間も少ないことから、文章から解答に必要ない部分は読み飛ばせるようになることが素早く読み近道です。まずは問題にサッと目を通してから文章を読み始めるのも一つの方法として試してみるのも良いでしょう。
抜け目がないように暗記しておこう
問われる知識に関しては、基礎的なものがほとんどです。深く掘り下げて知識をやみくもに詰め込むよりも、穴を作らないように出題範囲を幅広く押さえるようにしましょう。コツコツと学習していくことが大切です。
解答の正確性が求められる
知識は基礎事項を固めればいいのですが、知識の正確性が非常に重要になります。逗子開成の社会は、適語の記入が多く、漢字で書かせるものも多いので、ごまかしが効きません。漢字のミスでの失点はもったいないので、日ごろから出来事や人物名などは正確に漢字で書く習慣を身につけておきましょう。
読解力も必要な記述問題
何問か出題されることもある記述問題では、点数の差もつきやすくなっています。記述量も多くまとめる力と、文章から設問の意図や情報を正しく読み取る読解力が必要です。時事問題対策も兼ねて、日ごろから新聞テレビなどを見て、内容や影響、問題点などを自分の言葉で具体的に説明できるようにしておきましょう。
逗子開成中学校の社会で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。